2025.6.7「エネルギー医学のメカニズム　～生体マトリックスと振動」～『エネルギー医学の原理』解説シリーズ②～

講師：降矢英成

取扱章：
第３章　生体の「電気回路」
第９章　振動医学

セミナーのご紹介

第３章　生体の「電気回路」

「生体には間違いなく電流の流れる回路がある」というオシュマン博士の知見を詳しくみていきます。具体的には、「生体のどの場所に電気が流れているのか」、そして、「病態時には電流にどのような変化が起きるのか」についてを学びます。そして、その際には、「皮膚から細胞の内側に続く連続体」という視点が根底にあり、それは「生体マトリックス」と呼ばれています。オシュマン博士は、この重要な新しい身体観を提唱することによって、身体は電気回路を持っているのでエネルギー医学が有効であるという「エネルギー医学の原理」を打ち立てることにつながっています。

第９章　振動医学

オシュマン博士は、基盤として「すべての生命は、分子どうしの振動エネルギーの相互作用によって成り立っている」と考えています。具体的には、生体内の電子、原子、分子、組織、臓器、そして個体そのものは、それぞれの固有の振動特性をもっているということです。そして、生体内の振動には、必ず何らかの意味があり、その振動が生体マトリックスを通じて、全身に伝わることで、実は「情報」が伝達されています。「振動医学」は、電子や原子のレベルから生体を取り巻く環境まで連続している「エネルギーマトリックス」を解き明かすための基盤となる視点となっており、ここでは「振動の生物物理学」について学びます。